Ice Sailing in Siberia

シベリアでのアイスセーリング

船乗りたちが水上でスピードの限界を追い求める中、古典的なスポーツが再び脚光を浴びています。それが「アイスセーリング(アイスヨット)」です。

世界中の湖で冬に行われるアイスセーリングは、風の力を頼りに氷上を疾走する、スリル満点の競技。天候に流されることもありますが、それを踏まえても自らの恐怖心に打ち勝てる強い心が必要と言えます。
私たちは、そんなアイスセーリングの大会のひとつ「Baikal Ice Sailing Week」を、冒険の舞台として、またSperryの新しいブーツをテストする場所としてもうってつけの機会だと考えました。
大会中、バイカル湖を調査するため、科学者と冒険家からなる集団『Waterlust』のクルーをシベリアへと派遣しました。

バイカル湖

地球上でもっとも深く巨大なバイカル湖は、総面積31,722㎢を誇り、モンゴル北部にして、ロシア中央部の寒冷なシベリアの中心に位置します。また、この湖は世界でもっとも空気が澄んだ場所としても知られており、観光スポットとしても人気です。

湖の規模感が良くわからない……という人は、アメリカ五大湖をひとまとめに描いてみましょう。そこにさらに大きな湖を描けば、それがバイカル湖の大きさになります。



アイスセーリングの「スーパーボウル」と呼ばれるイベントの中で、もっとも大胆で勇敢な未知の英雄たちと出会える場所。それが「Baikal Ice Sailing Week(バイカル・セーリング・ウィーク)」です。
澄み切った氷とパワフルな風が一緒にやって来る、1週間という長期に渡るイベントということもあり、毎年世界中のセーラーたちが一堂に会することとなります。

『Waterlust』のクルーたちは、暖かい冬用の帽子と、防寒機能を備えたSperryのウィンターブーツで身を固め、ロシアの氷に覆われたシベリアのフロンティアへと出発しました。


『Waterlust』のクルーに提供されたテスト用の製品は、メンズの新作である『Cold Bay Snow Boot』(※日本未販売)でした。これは、Sperryの中でももっとも高度なグリップシステムで知られるVibram®のソールを採用しているため、濡れた氷の上でも通常の3倍以上のグリップ力を実現します。


『Waterlust』の創設者であるパトリック・リーンに履いた感想を聞くと、彼はその優れた技術に圧倒されたようでした。

「このシューズのグリップ力は素晴らしい!氷上でも信じられないほどの粘着性がある。まるで足の裏にヘア用のスタイリングジェルを塗っているのかと思ったね」

パトリックはバイカル湖を横断したことで、アイススケートへの強い興味が沸いたようです。

「風がすごく強く、氷はとても滑らかで、周りの人たちは一箇所に留まるのもやっとという感じだったようだけど、僕らは何の問題もなかったよ。いつかこの体験を思い出すんだろうな」

一方、メンバーのジェナ・キャスターは女性向けモデル『Saltwater Misty boot』(※日本未販売)を着用。彼女も最初は氷上での冒険を恐れてましたが、すぐにその不安はなくなったようでした。

「このブーツは世界中を飛び交う旅でずっと私を支えてくれただけじゃなく、シベリアの凍りついたバイカル湖でも、私の期待を軽々と超える快適さと安定感を与えてくれたの!様々な温度と条件下で履き続けても快適さを保てるブーツがあるなんて、ちょっと信じられないわよね」

Vibram®ソールの新作『Powder Valley boot』は「Polar Ice Grip」と呼ばれるテクノロジーと薄型のライナーを備えています。


同じく『Waterlust』のメンバーであり、海洋科学者にして冒険家のローラ・グラハムは、シューズを履いた体験を次のように綴っています。

「36時間以上かけて最終目的地に到着しましたが、道中はさまざまな移動手段があり大変でした。そんな中でも『Powder Valley boot』の履き心地はとても快適で、フライト時はもちろん、空港の待合室、バス、そしてマイアミからシベリアへと向かう際も、まるでスリッパを履いているかのような気分を味わわせてくれたわ」


ローラの姉妹でもあるフィオナ・グラハムも、同様の感想を寄せています。

「このブーツはとにかく快適で暖かいの!Odysseyの期間中、終日氷の上を歩きながら撮影をしていたんだけど、冷たい空気や水が靴の内部に侵入してくることもなかったしね。私たちが氷の上をスケートしやすい状態にもしてくれたのよ。グッジョブ!」


以下の映像は、『Waterlust』によるバイカル湖での活動を撮影・編集したものです。


2017年4月28日

ADVENTURES OF THE CREW

クルー達の冒険